大阪中之島美術館で開催中の「没後50年 髙島野十郎展」に行ってきた。
160点を超える作品は見ごたえがあって、とても良い展覧会だった。
高島野十郎という画家をなんで今まで知らなかったのだろうと思うほど、風景、果物、花などを描いた作品はどれも私の好きな画風のど真ん中だった。緻密な写実。綿密な構図。

そして、高島野十郎の生き様も興味深かった。東京帝大の水産学科を首席で卒業したが、画家の道に進むことを選び、画壇には属さず、個展を開いて作品を発表していた。作品が世の中で評価され始めたのは亡くなってからだった。
孤高の画家と言われているが、作品を購入してくれたり、住居の世話してくれる友人や知人には恵まれていたらしい。
代表作でもある蝋燭の絵は、売るためではなく、友人や知人に贈るために描いていたという。
本展の会場には、蝋燭を描いた作品が複数ずらりと並べて展示されている空間があって、ほの暗い部屋の中に蝋燭の炎が浮き上がるように見えて素敵だった。

一部の作品以外は写真撮影OKでした。