神戸市立博物館で開催されている「大ゴッホ展 I ~夜のカフェテラス~」を見てきました。

オランダのクレラー=ミュラー美術館が所蔵する作品の中から、絵を描き始めたオランダ時代から、パリ時代を経て、アルルに移った初期までの作品が展示されています。
ゴッホと言えば、私は、自画像や「ひまわり」の絵が浮かぶのだけど、本展覧会では、ゴッホがパリに滞在していたときに印象派などの影響を受けて描いた柔らかい色彩の絵「青い花瓶の花」や点描画の「レストランの内部」が印象的でした。
<<青い花瓶の花>>1887年
<<レストランの内部>>1887年
この展覧会の目玉「夜のカフェテラス」は、1列目で見たい人のための列に並んで10分ほどで絵と対面。他の作品は、展示順ではなく空いている作品にササッと移動して見ていったので、わりとゆっくり観ることができました。
作品を見終わってから壁に貼ってあった年表をみて、あらためて、短い一生(1853年-1890年)だったんだなぁと思いました。しかも、画家としての活動は、亡くなるまでの10年ほどで、その間に2000点もの作品を描き、生前に売れたのはたった1枚という。
それでも、画家としてのゴッホを支えた弟テオと、テオの死後、作品の評価を上げるために尽力したテオの妻と息子がいて良かった。テオの妻はゴッホの書簡類の保管、作品の宣伝、普及を行い、さらに、テオの息子が作品の散逸を防ぐために、ゴッホ財団、ゴッホ美術館を設立したといいます。
ただひたすらに絵を描き続けたゴッホ。その作品が、100年経った今もこうして残っていて、ゴッホ展にはいつもこんなに多くの人が集まるというのは感慨深いです。
ちなみに、2027年2月6日(土)から「大ゴッホ展 II ~アルルの跳ね橋~」が同博物館で開催されます。